雷に注意しましょう

この季節、遠くに黒い雲が見えたら、落雷の心配をしましょう。

雷は丘、山など小高い場所や草原、川原など広く開けた場所で人体が突出している状態が最も危険です。

雷が近づいたら、低い場所に移動し姿勢を低くすることが大切です。
近くに建物があれば、建物内に逃げ込むのがよいでしょう。但し、テントやタープ、四阿(あずまや)ようなところは危険です。
どうしても森の中に逃げ込むしか方法がないときは、直近の幹や枝から4メートル以上離れ、雷の側撃(そくげき)を防ぎましょう。
テントやタープのポールと人体の間に十分な距離が取れないため、人体へも雷電流が流れます。
金属は電気の通り道になりますが、雷を誘導しないことは数々の実験で確認されています。慌てて金属を体から外すより、姿勢を低くすることのほうが大切です。
一方で雷は夏だけのものでもありません。一年を通じて、上空に冷たい空気が入ったり、地表に暖かい空気が入ったりすると大気の状態が不安定になり、強い上昇気流が生まれ雷が発生します。
活動を中断したり、予定を変更するなどの勇気を持ってください。