ため池でおぼれ小学生3名死亡 兵庫県

7月3日午後2時20分ごろ、兵庫県明石市二見町西二見の野々池で遊んでいた男児(6)から、近くの西二見交番に「一緒に遊んでいたお兄ちゃんたちがいなくなった」と届け出があった。救助隊員が池を捜索したところ、午後4時過ぎに池の中から心肺停止状態の男児3人を発見した。3人は搬送先の病院で死亡が確認された。

 明石署によると、死亡したのは、近くに住む市立二見北小3年生、同小2年の2名の合計3人。いずれも水死で、同署は3人が池の中で遊んでいるうちにおぼれたとみている。

 明石市消防本部などの救助隊員が水中を捜索し、午後4時過ぎに1人が沈んでいてもう1人がうつぶせで浮いているのを発見。約10分後、もう1人が沈んでいるのを見つけたという。いずれも東側の岸から約50メートル離れた場所で、水深は約1.2メートルあった。

 明石署によると、3人は午後1時ごろから池に遊びに来ていた。一緒にいた弟が池の外で待っていたところ、池の中に入った3人の姿が見えなくなり、交番に届け出たという。池の周囲には約1.5メートルのフェンスがあり、フェンスの内側には3人のものとみられるサンダルや靴があった。近くにはTシャツや帽子も置かれていたという。

 フェンス付近には「あぶない ここであそんではいけません」という看板があるが、近所の住民によると、池に入って遊ぶ子供の姿がよく見られたという。

 現場はJR神戸線土山駅の南西約400メートル。周辺には民家や水田が広がっている。

2011/07/08
カテゴリ: 事故事例, , 湖沼